毎日夜遅くまで働き、自転車で深夜に帰宅するマッスル。
今日も疲れた・・。・軽く食べてビールでも飲んで、さっさと寝るか・・・と思い、とりあえず新聞を広げると、そこにのっそりと寝そべる白い影。
「何をのんびりメシを食ってるニャ。さっさと終わらせて、オレとチュー太郎(注:お気に入りのオモチャ)で遊ぶニャ」
なあジローちゃんよ、ワシ今日は疲れてるんだよ。だいたいそれじゃ新聞読めないじゃないか。株価のチェックくらいさせてくれよ。
「どうせお前の買った株なんて下がるだけニャ。見るだけ無駄ニャ。」
そ、そんなことないワイ。じゃあ、せめてユーロとランドの為替相場だけでも・・・。
「お前が買ったら何でも値が下がるニャ。ヨーロッパと南アフリカの人に迷惑ニャよ」
くっそう、この白大福め。っていうか、ワシのカキフライの上に抜け毛が飛び散ってるじゃねえか!!
「春は抜け毛の季節ニャ。もっとこまめにブラッシングしないと、お前のご飯がけっこう毛だらけ猫灰だらけになるニャ」
しょうがねぇな。ほれ、そのモフモフお毛々をブラッシングじゃ!!。ゴシゴシゴシ~~。ゴッシゴシ~~。ついでにモフモフモフ~~。
・・・・こうして、マッスルの夜は更けていくのであった。