編集長退任の決まったマッスル、この日はファミマガ時代からの友人や、時期を同じくして編集部を去った本ちゃんとともに、代々木のビストロへ。
じつは前々からぜひとも行きたかった予約困難店があり、ニンドリを去る直前、ついに念願かなったというわけだ。それがここ「煮込みや なりた」だ!!
ビストロなので、ワインを傾けるマッスル。我ながら似合わんが、ワイン自体はウマいぞ!!
柔らかく煮られた砂肝の上にうずたかく野菜や果物が盛られ、とどめとばかり生ハムもオン! 標高20センチはある山盛りで、ビネガーをキリリと効かせたドレッシングが美味。
フランス料理にはまったく無知なマッスル、エスカルゴってこういう容器に入れるんだと興味しんしん。たこ焼き器の穴みたいなこところにエスカルゴの身が入っており、ガーリックバターとパン粉でオーブン焼きされているぞ。
さあ、そろそろ本番だ。なりたの名物料理「フォアグラとキノコのパイ包み」(1900円)が登場!!
小さな枕みたいなパイにナイフを入れるマッスル。見守る某誌の元ゲーム侍(マッスルのファミマガ時代の先輩)もドキドキが止まらない様子。
オープン ザ パイ!! 見よ、この素晴らしい断面!! パイの中にはデカいフォアグラのかたまりがゴロンゴロンと詰まっていて、まさにとろけるウマさじゃあ!!
ここからは肉屋になるマッスルの研究も兼ねて、肉料理2連発! まずは「スペイン豚ロースト トマトソース」(1500円)。
フレッシュさを残したトマトソースの上に、分厚い豚のローストが4切れ! このロースト、外側をカリカリに焼き固め、中は見ての通りほんのりとロゼ色の赤みを残している。豚肉は完全に火を通すのが基本だが、火を通しすぎるとパサついてしまう。
火を通しつつもジューシーさを残す、この絶妙な焼き加減!! 柔らかな歯触り、そして噛むごとに広がる肉本来の旨味・・・。これはいいものだ~。
皿からあふれんばかりに盛られた肉、ニンジン、タマネギ、そして付け合わせのポテト。まさに味の秩父連山!! 元編集長も元ゲーム侍も見ているだけでヨダレが止まらん!
この飴色の肉塊、フォークを刺して持ち上げようとしたら"ホロリ"と溶け落ちてしまう! なんという柔らかさ!!
肉の旨味を存分に吸ったニンジンがこれまたウマい! このソースに浸かった付け合わせのポテトがこれまたウマい!! ぬう、どうやって作ってるんじゃこの料理!?
さんざん食って飲んだが、甘いものは別腹だ。イチゴのミルフィーユとピスタチオのアイスクリーム(各700円)でシメ。結局4人でワイン3本空けて1人頭6000円弱くらいでした。
う~~む、満足満足。肉の研究という名目でどしどし通いたいところだが、とにかく予約が取れないんだよなぁ。