ニンドリ編集部は神田錦町にあるが、ここから格闘技の聖地・後楽園ホールはほど近い。このブログでも何度か後楽園ホールでのプロレス観戦を取り上げていたが、ボクシングはなかなな行く機会がなかった。
校了明けのある日、ちょうど元K-1の藤本京太郎(K-1時代のリングネームは京太郎)が出場する興行があるというので、行ってきました後楽園ホール!
藤本は日本では数少ない(というか国内ランキングがほぼ機能していない)ヘビー級の選手。これまで4連勝で、この日はついに世界ランカーとの対戦だ。
対戦相手はアメリカのチャウンシー・ウェリバー。60戦以上のキャリアを誇り、WBC15位という触れ込みだったが・・・見ての通り、腹周りはブヨブヨ。まあ体重制限のないヘビー級にはこういう体型の選手も少なくないのだが、フックを振り回しつつ突進するだけとファイト内容もお粗末。クリンチ後に両腕を「オーノー」といった感じに広げつつ、スキを見てポコポコと殴るセコさもショボさを加速させる。
結局スピードに勝る京太郎が危なげなく3-0の判定勝利。ただかなりいいパンチを当てていても倒せる気配がなかったので、この階級だとパワー不足かも。本気で世界タイトルを目指すなら、クルーザーかライトヘビーに落とした方が良さそうだが・・・。
この日は他にもヘビー級の試合があり、WBCヘビー級26位のジョアン・デュオーパ(フランス)が日本ヘビー級2位の選手と対戦。この選手、195センチの長身から繰り出すロングレンジのジャブがかなりヤバい。この試合もTKO勝ちしたが、正直ウェリバーよりこいつの方がかなり強そうだ。今後、京太郎と戦うこともあるのかな。