今年元旦の天皇杯を制したFC東京は、アジアNo.1を決める大会「アジアチャンピオンズリーズ(ACL)」への出場が決定! 柏・名古屋・ガンバ大阪とともに、Jリーグを代表してアジアの舞台へと初進出したわけだ。
グループリーグは4チームがホームアンドアウェイで競い、上位2チームがトーナメント戦へと進めるのだが・・・FC東京の属するグループは韓国の「蔚山(うるさん)現代」、中国の「北京国安」、オーストラリアの「ブリズベン・ロア」と、はっきり言って難敵ぞろい。日本の4チームの中では、もっともグループリーグ突破が難しいのでは、という前評判であった。
が、フタを開けてみれば初戦はブリズベン・ロアを敵地で2-0で粉砕!! リーグ戦もこの時点で2連勝と好調だ。さすがポポヴィッチ監督、手腕も頭も輝いてるぜ!
この日はホーム国立競技場に蔚山現代を迎えての一戦。蔚山も初戦で北京を破っており、グループリーグ突破をかけた大事な試合となる。
で、写真ははるばる蔚山から来たであろうサポーター陣だが・・・さすがに少ない。ポコポコとした太鼓の音が妙な哀愁を誘います。
その蔚山だが、先発メンバーに昨年までガンバ大阪にいたイ・グノ(11番)と、スペインに行ったはずがなぜか韓国に移った家長(28番)が!! 戦い方も韓国に多いフィジカルを前面に出したラフなスタイルと思いきや、スピードを生かした意外とクリーンなスタイル。なんかあんまり韓国のチームとやっている気がしない。
試合は蔚山のスピードに悩まされつつも、83分に梶山が見事なシュートを突き刺して勝ち越し! ヨッシャ勝った!思っていたら・・・終了直前にあっさりディフェンダーの裏を取られてループショートで失点し、結局2-2の引き分け。何とももったいない結果に終わった。
ちなみに最後の同点ゴールを決めたのは、昨年まで東京ヴェルディにいたマラニョン。なんじゃこのJ選抜チームは!?
一昨年まで不動のレギュラーだった彼は昨年春に骨折し、復帰したもののまだほとんど出番がない。同じく大ケガした米本は、ひと足お先にこの日先発出場した。平山も腐らずがんばってね。