オッス! マッスルだ!!
この日はGW最終日。Jリーグ再開以来絶不調のFC東京は、ホームにカターレ富山を迎えての一戦だ。
今日も勝てないかも・・・。今日無得点なら4試合連続か・・・。そんなネガディブなマッスルの頭に、ある言葉が響く!
「こらマッスル。昭和の名横綱双葉山は、連勝が69で途絶えた日、こんな言葉を残したという。『われいまだ木鶏たりえず』。木で作ったニワトリのように無心になれなかった自分を戒めた言葉じゃ。ついこの前までまたFC東京の試合が見られるだけ満足と言ってたのに、欲を出しよって。お前は無心で応援していればいいのだ!!」
そうだ、そうだよ鳥さん! おれはただ勝利を信じて応援するよ!!
「何一人でブツブツ言ってんだこの人間は。そもそもオレはニワトリじゃねえぞポポッポー」
試合は東京が押しつつも、富山の守備を崩しきれずいたずらに時間が過ぎていく。カウンターで東京ゴールを脅かす場面もあり、勢いづく富山サポーター。
ああ、今日もダメなのか・・・。いかんいかん! 木鶏木鶏!!
そして試合時間残り10分、ついに羽生のシュートが富山のゴールネットを揺らし、待望の先制点!
残り時間をきっちりと守り切り、1-0で久々の勝利じゃ!! ウヒョ~~~!
値千金のゴールを決めた羽生直剛選手。次も頼むよ!!