ワシがFC東京のサポーターで、調布の味の素スタジアムへ足しげく通っているのはご存じの通り。たいがい自転車で行くのだが、自転車のいいところは、何といっても寄り道が容易なこと。
というわけで、この日は世田谷区にある芦花公園に寄り道。ここは明治時代の文豪「徳冨蘆花」の旧宅を公園にしたところで、徳冨蘆花の遺品を集めた記念館もある。
肉体派と見せかけて実は文学部卒(ウソじゃないぞ!!)のマッスルとしては、一度は見ておきたい場所だ。
徳冨蘆花の代表作といえば、歴史の教科書にも載っている「不如帰」が有名。また明治から昭和にかけて活躍した大知識人「徳富蘇峰」は、徳冨蘆花の実兄である。
ちなみに徳富蘇峰と蘆花は思想的にも性格的にも折り合いが悪く、晩年の蘆花は兄とほとんど絶交状態となっていた。だが蘆花の死の間際、2人はついに和解。同公園にある蘆花夫妻のお墓には、蘇峰渾身の墓誌が残されている。
この墓誌、読んでいてちょっと恥ずかしくなるくらい弟ラブな内容だったりする。
蘇峰は国粋主義者として戦後A級戦犯容疑者にもなったのだが(高齢と病気により不起訴)、これを見ると、蘇峰の人間臭さが垣間見えて何とも面白い。
で、この徳冨蘆花旧宅の入り口に、「猫が入るので戸を閉めてください」という注意書きが! どうもここには猫ちゃんがいるらしい。マッスルの猫センサーで注意深く周囲を探ると・・・。
猫発見!! スマートなキジトラさんだが、ちょっぴり夏バテ気味かな?