どもです、ディレクターのMW岩井です。
5月号に掲載されている「All Aboutドラゴンクエスト」は読んでいただけたでしょうか?
あの記事を作っているうちに『ドラクエ』シリーズに対する思い入れが高まってしまい、「なにかドラクエやりたいな...」なんて気持ちになってしまった僕。
で、何を遊ぶかをいろいろと考えた挙げ句、アルティメットヒッツ版『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を買うことにしたんです。
理由は、価格が安かった(定価2940円)ことや、スーパーファミコン版を遊んでから20年近く経っている(=ストーリーもうろ覚え)こと。
さらには、元同僚のママさん編集者から「岩井君、ドラクエVは自分に子どもができてから遊ぶと、かなり違った視点でプレイできるのよ」と、数年前から強烈に勧められていたことが一番大きかったかなー。
...ってなわけで、一度はプレイしたことがあるゲームですが、今改めて『ドラクエV』を遊んでみたわけです。
5月号に掲載されている「All Aboutドラゴンクエスト」は読んでいただけたでしょうか?
あの記事を作っているうちに『ドラクエ』シリーズに対する思い入れが高まってしまい、「なにかドラクエやりたいな...」なんて気持ちになってしまった僕。
で、何を遊ぶかをいろいろと考えた挙げ句、アルティメットヒッツ版『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を買うことにしたんです。
理由は、価格が安かった(定価2940円)ことや、スーパーファミコン版を遊んでから20年近く経っている(=ストーリーもうろ覚え)こと。
さらには、元同僚のママさん編集者から「岩井君、ドラクエVは自分に子どもができてから遊ぶと、かなり違った視点でプレイできるのよ」と、数年前から強烈に勧められていたことが一番大きかったかなー。
...ってなわけで、一度はプレイしたことがあるゲームですが、今改めて『ドラクエV』を遊んでみたわけです。
結論から言ってしまうと、大枠のストーリーは覚えていましたが細々したことはきれいさっぱり忘れていたので、相当楽しむことができました。
...って言うか、感動してウルッと来ちゃうところも多々ありましたし。
でも、僕が一番感動したところは、ちょっと変わったポイントだったんです。
-----
主人公は少年時代、父親・パパスといっしょに冒険をしています。
この時、レベルが低く、ヒットポイントも低い主人公(=自分)は、敵に1発攻撃を食らっただけで相当な瀕死状態になってしまうわけです。
戦闘が終わるごとにパパスが魔法で体力を回復してくれるわけですが、ほんの少ししか体力が減っていないのに毎回必ず回復してくれるパパスに対して「そんなに心配しなくても大丈夫なのに。僕はまだまだ大丈夫!」なんて気持ちでいたわけです。
主人公(=自分)のMPが少ないので、なおさらホイミを連発するパパスに「もったいないなー」なんて感情をより強く抱いたんでしょう。
それから時が流れ、自分が青年になり、謎の男の子や謎の女の子らと冒険するようになった頃には、そんなことは忘れていました。
合流当初、二人のレベルやヒットポイントは非常に低いので、敵に1発攻撃を食らっただけですぐ瀕死になってしまうんです。
主人公(=自分)は成長しているので、ヒットポイントはもちろんのことMPにも余裕があるため、戦闘が終わるごとに彼らの体力を魔法で完全回復させてあげていました。
もちろん、無意識に。
「...あ...」
ええ、デジャブのようなその感覚。
「そうか、これが、あの時のパパスの気持ちなんだ」
そう思ったら、たまらなくこのゲームが愛おしくなりました。
堀井雄二さんが仰っている『ドラクエ』シリーズのテーマ
「RPGは体験する物語である」
という言葉を、まさに実感した瞬間でした。
...って言うか、感動してウルッと来ちゃうところも多々ありましたし。
でも、僕が一番感動したところは、ちょっと変わったポイントだったんです。
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主人公は少年時代、父親・パパスといっしょに冒険をしています。
この時、レベルが低く、ヒットポイントも低い主人公(=自分)は、敵に1発攻撃を食らっただけで相当な瀕死状態になってしまうわけです。
戦闘が終わるごとにパパスが魔法で体力を回復してくれるわけですが、ほんの少ししか体力が減っていないのに毎回必ず回復してくれるパパスに対して「そんなに心配しなくても大丈夫なのに。僕はまだまだ大丈夫!」なんて気持ちでいたわけです。
主人公(=自分)のMPが少ないので、なおさらホイミを連発するパパスに「もったいないなー」なんて感情をより強く抱いたんでしょう。
それから時が流れ、自分が青年になり、謎の男の子や謎の女の子らと冒険するようになった頃には、そんなことは忘れていました。
合流当初、二人のレベルやヒットポイントは非常に低いので、敵に1発攻撃を食らっただけですぐ瀕死になってしまうんです。
主人公(=自分)は成長しているので、ヒットポイントはもちろんのことMPにも余裕があるため、戦闘が終わるごとに彼らの体力を魔法で完全回復させてあげていました。
もちろん、無意識に。
「...あ...」
ええ、デジャブのようなその感覚。
「そうか、これが、あの時のパパスの気持ちなんだ」
そう思ったら、たまらなくこのゲームが愛おしくなりました。
堀井雄二さんが仰っている『ドラクエ』シリーズのテーマ
「RPGは体験する物語である」
という言葉を、まさに実感した瞬間でした。